二日目で、蓉子じゃないけれど少しイライラしていたのもあって。
いつも遠巻きに見るくせに、自分のこととなると途端臆病になる。
「聖」
私が呼ぶと少しばかり不機嫌そうに聖が顔を上げた。
頭に、テーブルで寝ていた為ついた寝癖が立ち上がっているのを見て笑うと、
ばつが悪そうにそれを撫で付けた。
「・・・寝癖笑うために呼んだの?」
「違うわよ」
ああオカシイ。
オカシイのにも程がある。私が。
「キスしたことある?」
内心で動揺してるのを気付かれないようにさらりと言ってみた。
さあ、どう出る。
現に聖は椅子から転げ落ちそうになっている。
「・・・さあ」
触れられたくない話題であった為か、聖の眉間には知らないうちに皺が寄っていた。
私は椅子から立ち上がり聖の眉間を一撫ですると、自分のこめかみ辺りに
人差し指を持っていって撃った。
「ばーん」
今脳の中を弾丸が通っていった。
想像するだけでも何か清々する。
「・・・江利子、今日あんたおかしいよ?」
「あら、いいのかしら?白薔薇さまがそんな汚い口をきいて」
蓉子に言っちゃうわよ、と私が言うと聖は呆れたようにぬるくなったお茶を
流しに持っていこうとした。
私はとっさに聖の手を掴む。
「待って。まださっきの答え、聞いてない」
「・・・ある」
やっぱりね。
さすが経験豊富なアメリカ人。
「じゃあ」
こみあげてくる何かと躊躇を押し殺して続ける。
「今ここで私にするぐらい、造作も無い事よね?」
わざと挑発するように。
聖の目が見開かれるのを見て後悔したけれど、ここで諦めては私のプライドに関わる。
「人が来たらどうするのよ・・・」
「へえ、出来ないの」
一瞬細められた聖の目。
「出来ないわけ無いじゃない」
「じゃあやってよ。できないなら私からでもいいけど?」
顎に置かれた少し冷えた手は、私の顔を上向かせる。
冗談じゃなく、時が止まったような感覚。
やっぱり柔らかいなとか少し確認して。
離れた時見た聖の顔は見て分かるほど赤くなっていた。
「どっ、どうよ」
面白過ぎ。
「ぷっ」
「・・・ぷっ?」
もう笑いをとめることは出来なくて、お腹を押さえて転がりまわった。
そんな私を見て、聖は呆然と立ち尽くしている。
「な、何赤くなってるの!?おかしいったらありゃしない!」
「な・・・江利子が言ったからやったんでしょ!・・・そういう江利子は」
「あるわよ」
聖の両腕を私の両手で軽く押さえて顔を近づける。
「ほら」
言って私が笑うと聖は何も言えなくなって黙り込んでしまった。
いつも引き分けだけれど今日の勝負は勝ちね。
似ているようで似ていない私達の。
あとがき
よっす!オラ恥ずい。
いえーい(テンション低)セクハラ親父と凸さまの話でしたとさ。
こっちをSSリンクに登録して令祥の方を登録しないやつ(笑)
ああでもこの二人好きだなー。もう夫婦並の付き合いだし。
ほら、凸様なんでも並以上にこなせ(以下略)
誰も読まないのをいいことにくっちゃべってみました。異常。・・・以上。
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よっす!オラ恥ずい。
いえーい(テンション低)セクハラ親父と凸さまの話でしたとさ。
こっちをSSリンクに登録して令祥の方を登録しないやつ(笑)
ああでもこの二人好きだなー。もう夫婦並の付き合いだし。
ほら、凸様なんでも並以上にこなせ(以下略)
誰も読まないのをいいことにくっちゃべってみました。異常。・・・以上。
